電話回線はさまざまなキャリアが提供していますが、ソフトバンクが提供しているサービスに「おとくライン」があります。おとくラインは、ソフトバンクの通信設備を使用しているため基本料金が安いという特徴があります。
そこで今回は、ソフトバンクが提供する「おとくライン」の概要と新規で電話回線を開設する方法をご紹介していきます。この記事を読むことで、「おとくライン」について知ることができスムーズに電話回線を開設することができますよ。
1、ソフトバンクの電話回線「おとくライン」とは?
「おとくライン」はソフトバンクが提供している固定電話サービスで、ソフトバンクの通信設備を使って通信を行う直収型電話サービスです。ここからは、ソフトバンクの電話回線である「おとくライン」の初期費用や基本料金、特徴などをご紹介します。
1-1、「おとくライン」の初期費用
新規で「おとくライン」を引くときには、初期費用として工事費がかかります。工事費としては、交換機等工事費・屋内配線工事費・基本工事費が必要となります。「おとくライン」の工事費は以下の通りです。
【ソフトバンクのおとくライン工事費】
弊社交換機など工事費 (交換機等工事費) |
標準工事費 (屋内配線工事費) |
回線新設時工事費など (基本工事費) |
---|---|---|
1000円 | 6000円 (100円×60か月) |
屋内配線工事要:4800円 屋内配線工事不要:1000円 |
このように、初期費用としては工事費がかかります。ソフトバンクは屋内配線工事費が100円×60か月になっているのが特徴です。
工事に関しては、依頼してから実際に工事が行われるまでには、約2週間~2か月ほどかかるといわれています。工事を依頼してから実際に電話回線を使用できるまでには期間がかかるということを理解しておきましょう。
1-2、「おとくライン」の基本料金
ソフトバンクが提供する「おとくライン」の基本料はNTT加入電話に比べて安いという特徴があります。
【おとくラインの基本料金(法人)】
アナログ回線(3級) | アナログ回線(2級) | アナログ回線(1級) | ISDN回線 |
---|---|---|---|
2350円 | 2200円 | 2050円 | 3380円 |
「おとくライン」は、NTTの通信機器(交換機)を経由しておらず、ソフトバンクの通信機器(交換機)を使用していることから仲介業者への手数料がかかりません。そのため、基本料金が安くなっています。
1-3、「おとくライン」の特徴
ここからは、ソフトバンクの電話回線「おとくライン」の特徴をご紹介していきます。おとくラインの特徴は以下の通りです。
【おとくラインの特徴】
- 基本料金や通話料が安い
- 付加サービスが充実している
- 電話加入権が不要
おとくラインは、基本料金や通話料が安いという特徴があります。先ほど基本料金についてはご紹介しましたが、通話料に関しても安いです。
【おとくラインの国内通話料金(3分毎)】
通話区分 | 通話料金 |
---|---|
市内への通話 | 7.9円 |
同一県内への市外通話 | 7.9円 |
県外への通話 | 7.9円 |
おとくラインの国内通話料金は一律7.9円と、NTT通常料金に比べて安い理由はおとくラインがソフトバンクの通信機器を使用しているためで、仲介業者への手数料が必要ないからです。
また、おとくラインは付加サービスが充実しており、以下のようなものがあります。
【おとくラインの付加サービス】
- 多機能転送サービス:基本料金800円
- キャッチ電話サービス:基本料金300円
- 番号表示サービス:基本料金アナログ 1200円/ISDN 1800円
おとくラインには便利な機能で多機能転送サービスというものがあります。多機能転送サービスは、着信があったときに指定した別の電話番号に転送するサービスです。
外出しているときなどに固定電話にかかってきた電話を携帯電話に転送することで、外出先でも電話に出ることができます。法人のオフィスの電話にあると便利な機能です。
さらに、番号表示サービスもあります。このサービスは電話をかけてきた相手の電話番号が画面に表示されるサービスで、番号を見るだけですぐに誰からかかってきた電話か分かります。
2、ソフトバンクの電話回線「おとくライン」を新規で引く手順
ここからは、おとくラインを新規で引くときの手順をご紹介していきます。手順は以下の通りです。
【おとくラインを新規で引く手順】
- おとくラインに申し込む
- 申し込み後、「おとくラインお申し込み受付のご案内」が送られてくる
- NTTに工事依頼
- 「おとくラインご利用開始のご案内」が送られてくる
- 工事が行われる
- 利用開始
おとくラインに申し込みを行ってからは、工事の日程を決めて実際に工事を行っていきます。工事はすぐに行われるわけではなく、約2週間から2か月ほど待ち時間が発生します。そのため、使用したい時期の少し前に工事を依頼するようにしてください。
3、まとめ
ここまでで、ソフトバンクの電話回線「おとくライン」の概要と新規開設の手順をご紹介しました。おとくラインは基本料金が安く、便利な機能を備わっています。これから新規で電話回線を開設する方はぜひ、おとくラインを検討してみてください。