電話回線を新規申込みするときに気になるのが初期費用だと思います。電話回線を新規で契約して利用するためには、月々の利用料金以外にも初期費用がかかります。
そこで今回は、電話回線を新規申込みするときの初期費用項目をご紹介しつつ、業者別の費用をご紹介します。
- 1、電話回線を新規申込み!必要な費用項目
- 2、電話回線を新規申込み!業者ごとの初期費用をご紹介
- 3、まとめ
2-1、NTT一般電話の初期費用
2-2、ソフトバンク【おとくライン】の初期費用
2-3、ドコモ光の初期費用
電話回線を新規申込み!必要な費用項目
電話回線の新規申込みをするときには基本料金に注目しがちですが、実はそれ以外の費用もかかります。そこでここでは電話回線を新規申込みする際に必要な費用の項目についてご紹介します。
電話回線を新規で引いた場合の初期費用として、工事費用があります。工事費用としては設置工事と回線工事が必要で、申込者のスケジュールに合わせて工事が行われます。
工事を申し込んでもすぐに工事が行われるわけではありません。平均で1週間ほどかかり遅い場合では1ヵ月ほど待ち時間がある場合があります。
そのため、電話回線を申し込んだとしてもすぐに使用できるわけではなく、工事が終了してから使用できるようになります。
この工事費用にも細かく分けると種類があり、以下のような工事が必要となります。
【工事費の内訳】
- 交換機工事
- 屋内配線工事
- 基本工事費
工事費は交換機工事・屋内配線工事・基本工事費を合わせたものです。交換機工事は電話回線業者の局舎内で行う工事にかかる費用です。
一方で、屋内配線工事は申込者の現場で行う工事のことで、現場の設備内容によって工事内容が変わります。また、基本工事費は屋内配線工事に業者を派遣して作業をする費用でいわゆる人件費です。このように、電話回線を新規で引くときには工事費がかかることは理解しておく必要があります。
さらに、電話回線を新しく引くときには契約事務手数料がかかる場合があります。契約事務手数料とは契約をして新しく電話回線を引くための手続きにかかる費用です。
このように、電話回線を新しく使用するためには工事費用や契約事務手数料などの費用がかかることを理解しておく必要があります。
電話回線を新規申込み!業者ごとの初期費用をご紹介
ここからは、電話回線の業者ごとに初期費用をご紹介していきます。初期費用については工事費用・契約事務手数料の料金について解説することとし、以下の3つの業者についてご紹介します。
- NTT
- ソフトバンク
- ドコモ
3つの業者とも大手の業者ですが、初期費用の設定は異なっています。どの業者を選ぶのかは初期費用の違いを加味したうえで決める必要があります。
NTT一般電話の初期費用
まずはNTTで電話回線を新規で引いた場合の工事費用です。
【NTTの加入電話工事費用】
交換機等工事費 | 屋内配線工事費(既設配線を利用しない) | 屋内配線工事費(既設配線を利用する) | 基本工事費 | |
---|---|---|---|---|
加入電話/加入電話ライトプラン | 1000円 | 4800円 | 2400円 | 4500円(交換工事のみの場合1000円) |
加入電話を契約したときには、上記の工事費以外に契約料800円が別途かかります。
【NTTひかり電話のみの契約の場合】
交換機等工事費 | 基本工事費 (無派遣工事の場合) |
基本工事費 (派遣工事の場合) |
---|---|---|
1000円 | 1000円 | 4500円 |
NTTでひかり電話のみを契約した場合の工事では、基本工事費がかかりますが、「フレッツ光」と一緒に申し込んだ場合は基本工事費が無料となります。
ソフトバンク【おとくライン】の初期費用
次にソフトバンク【おとくライン】で電話回線を引いた場合の初期費用です。
【ソフトバンクのおとくライン工事費】
弊社交換機など工事費 (交換機等工事費) |
標準工事費 (屋内配線工事費) |
回線新設時工事費など (基本工事費) |
---|---|---|
1000円 | 6000円 (100円×60か月) |
屋内配線工事要:4800円 屋内配線工事不要:1000円 |
ソフトバンクの工事費用は標準工事費が100円×60か月の分割払いになっているのが特徴です。
【ソフトバンクの「ホワイト光」に新規加入する場合の工事費用】
標準工事費(交換機などの工事費) |
---|
1000円 |
ソフトバンクのホワイト光は工事費が安いという特徴があります。
ドコモ光の初期費用
次にドコモで電話回線を引いた場合の初期費用です。
【ドコモの工事費:ドコモ光電話のみ新規申込みの場合】
工事料 (派遣あり) |
工事料 (派遣なし) |
|
---|---|---|
番号ポータビリティあり | 9000円 | 4000円 |
番号ポータビリティなし | 7000円 | 2000円 |
ドコモ光電話契約事務手数料 |
---|
2000円 |
このように、ドコモ光電話のみ契約した場合の工事費は少し高めの値段となっています。また、契約事務手数料が2000円かかることも知っておく必要があります。一方、ドコモ光のインターネットと同時に申し込みをした場合の工事費は以下の通りです。
【ドコモの工事費:ドコモ光とドコモ光電話を同時に申し込んだ場合】
工事料 (派遣あり) |
工事料 (派遣なし) |
|
---|---|---|
番号ポータビリティあり | 3000円 | 3000円 |
番号ポータビリティなし | 1000円 | 1000円 |
ドコモ光電話契約事務手数料 |
---|
0円 |
このように、ドコモ光のインターネットとドコモ光電話を同時に新規申込みした場合には、契約事務手数料が無料になるという特徴があります。また、これらの工事費は申込み内容によって異なる場合があるので注意が必要です。
まとめ
ここまでで、電話回線を新規申込みするときの初期費用について確認してきました。初期費用には工事費や契約事務手数料など業者によって金額や料金形態が異なります。
電話回線の費用をできるだけ少なくするには、初期費用にも注目して選ぶ必要があります。電話回線を申し込むときには各業者を比較して自分に合った業者を利用してみてはいかがでしょうか。